10月だというのに最高気温32℃という日曜日に
護国寺で開催された柳営茶会にお弟子さん生徒さんと共に伺いました。
武家流茶道である石州流、鎮信流、御家流、小堀遠州流
それぞれのお席をお家元がお掛けになり
徳川ご宗家から先祖ゆかりのお道具をお貸し下さる、
という垂涎のお茶会です。
気温は真夏日でしたが、お着物は袷の冬ものでお茶席に並ぶだけでも
じっとりと汗ばんで参ります。
古の武家のお茶はどんなであったのだろうかと
暑さのことは頭の中から排除しようと、並んでる間は暫し妄想の世界で遊びました。
来年3月に靖国神社での茶会を予定しておりますので
弟子たちはお席毎の運営の仕方にも興味津々。
勉強になったと口々に言っておりました。
令和元年の時代の画期に心新たになりましたお茶会でした。
木の間より漏りくる月の影見れば
心尽くしの秋は来にけり
後藤宗華