林屋晴三さんから頂いたご縁

こんにちは。

昨日はお着物だと汗ばむほどの良いお天気でした。

素晴らしいお道具が沢山出ていたのですが

残念ながらお茶会での写真撮影はNGです。

しばしばお茶会で携帯カメラを構えている方がいらっしゃいますが

それは大変お行儀の悪いこと。

お道具やお花の素晴らしさは心に留め置いて帰路についた方がいいですね。

帰りがけに新宿柿傳ギャラリーに寄り、

今年の林屋晴三さんの初釜で知り合いになりました

西林眞紀子さんの作品展を見て来ました。

こちらは「宇宙の母」というお作品。

2300ミリも幅のある大作です。

お振袖に袴姿の大変可憐な先生なのですが、

お作品は力強く男性的です。

こちらは「祈り」というお作品。

昨日は林屋さんの御出棺の日でもありました。

ずっと青春を生きて

幸せの花を咲かせて失望させませんように

などと書かれているのですが

これが

世評や看板、ブランドや値段に惑わされず

自分の目や指、唇で真価を見抜き

それが例え人間国宝の陶芸家であっても

「自分は名作とは思わない」「この作品はダメだな」と率直にためらわず言う

直言居士として知られた林屋さんへ手向けるのにとてもぴったりだと

心の中で手を合わせました。