もう少しだけ開いてくれたら…

お茶をお稽古していらっしゃる方でしたらきっとお解りくださること。
お花の心配、お花の苦労です。
あのお花とこのお花が次のお稽古に持っていかれそう…と目星をつけておきましても
お天気の影響で早く開いてしまったり、まだ固い蕾のままだったり。
可愛らしい鳥に花びらを突かれることもしばしばです。
花喰鳥のお裂地は大好きですが、突かれて散ったお花を見ると
つい恨めしい気持ちになったりも致します。

これは、お稽古場まで持って行く間にきっともう少し開いてくれるでしょうと
時間を逆算して切った芍薬。
もう気持ち開いてっ、と念を送ってもダメでございました。