こんにちは。
今日から
茶道裏千家百華の会銀座校では入門コースが開講されます。
沢山ある茶道教室の中から、私のところに来てくださることになって、
とても嬉しく思っております。
その中の一人の方は、
お茶の時に出されるお菓子がとても楽しみなのだとか。
和菓子は茶道との関係を切り離したら
おそらくその趣を半減させてしまう事でしょう。
作る過程や、出来上がりの形、もちろんお味も
それを満たす空間 、すなわち茶席のいかなるかによって
お菓子の生命の変わるのを私は幾度も経験して参りました。
生命、なんて大袈裟かもしれませんが
今日頂くお菓子を一服のお茶とともに慈しみたい、楽しみたいと思っております。
お菓子は茶席の中や、稽古の中でのささやかな会話が 詩のように歌のように流れ出て
全てのことが和やかに息づいて、心を通い合わせるツール、かけらとなります。
茶道裏千家百華の会銀座教室の側に公園があります。
桜がやっと咲き満ちて来ました。
風が吹くたびに高枝は見事な花吹雪を見せています。
桜花は咲くまでよりも、散り交う姿が春そのものだな、と思えるのも
この数日間の高揚のせいでしょうか。