東京銀座茶道教室から自服の楽しみを多くの人へ

こんにちは

茶道では自分で点てたお茶を自分が頂くことを自服と言います。

自服には思わぬ効用があります。

人というのは何故かまだ来てもいない未来のことを想像して不安になったり

反対に過去の自分をいつまでも悔いてくよくよしたり囚われていて、

一番大切な「今のこの瞬間」を力一杯過ごすことができないでいます。

茶室に座りお点前をしている時

私は余計なことは何も考えずこの瞬間を生きている、という感覚を得ます。

「今の自分ができる最高のお茶を点てたい」それだけが頭にあるのです。

そのことが心や身体を巡る感覚はシンプルですがパワフルでとても気持ちの良いものです。

誰かが自分のために点ててくださるお茶もとても嬉しいものですが

自分のために点てるお茶の時間もとても幸せな時間です。

一服のお茶を飲み終えた時、その余韻に浸りながらも

全てのことはいつか終わる、良いことも悪い事も継続しないのだ、と感じます。

その一瞬を味わい慈しむのです。

「一期一会」とはどんな機会も一生に一度のものと肝に銘じ誠意を持って取り組みなさいということ。

足りないものを探して不満や心配を感じるのではなく

あるものに感謝できる心。

さまざまに変化する周りに心奪われる事なく

今目の前にあるものに全力を注ぐことです。