おもてなしの心で日常を豊かにできる茶道の魅力や良さ！美優茶な毎日を過ごそう

1 茶道から学べる「日常を豊かにする」生き方

1-1 周りへの気配りができるようになる

「抹茶を飲む人にとってちょうど良くなるように点てなさい」と教えにある通り、自分にとっての抹茶の美味しさを求めるのではなく、相手のことを考えて思いやりを持って抹茶を点てれば、素敵な空間を作り出すことができます。日常的に接する全ての人に思いやりの気持ちが持てるようになれば、人生が豊かになります。

1-2 自分のメンタルをコントロールできる

茶道の心得を指す言葉に、「和敬清寂」という言葉があります。お互いを心から尊重し、敬い、そして何事にも清らかに、どんなことがあっても動じない、といった意味があります。めまぐるしい現代社会において、非常に有効的な心得です。悲しいこと、むしゃくしゃすることがあっても、この心得を思い出せば、冷静に対処することができるでしょう。

1-3 季節の味わい、変化を楽しみ、大切にできるようになる

利休の教えに「夏は涼しく、冬暖かに」というのがあります。室町時代に空調設備などはありませんでした。夏は打ち水で涼しく、冬は暖かいお茶やお菓子を出し、季節感を演出して、客が快適に過ごせるようにもてなしました。日本には四季があり、その時期ならではの味や感覚、空気感があります。季節の変化を楽しめる感性を持つことができれば、日常が華やかになります。

2 日本文化「茶道」が日常にある良さ、魅力

室町時代から受け継がれてきた日本文化を代表する茶道は、今や世界でも注目を浴びています。日本の伝統美をいろんな角度から感じることができ、茶会の雰囲気を楽しむことができます。さらに着物を着る機会ができ、非日常感を味わえるのも魅力の一つです。 茶道と聞けば、マナーが厳しく、気を張りつめているイメージがある方も多いでしょう。しかし実際は真逆で、緊張する場面もなく、リラックスできる場です。リラックスできるのも、茶道のおもてなしの心があるからこそです。茶道にはさまざまな作法があり、「思いやる気持ち」「おもてなしの心」が込められています。

2-1 おもてなしの心

東京オリンピックをきっかけに「おもてなし」という言葉をよく聞くようになりました。「おもてなし」は「もてなす」の丁寧語であり、お客様をお迎えするという意味です。また「おもてなし」のもう一つの語源は「表裏なし」。つまりは、表裏なく、お客様をお迎えするという意味も込められています。 このおもてなしの語源は、室町時代に発祥した茶の湯から始まったと言われており、おもてなしの原点は茶道にあるといわれています。日本特有の文化のおもてなしの心を深く学べるのも茶道の魅力のひとつです。

2-2 日常の所作も美しく洗練されていく

茶道にはさまざまな作法・所作があり、これらを身に着けることで日常の動作や所作についても洗練されたものにすることが可能となります。茶道の所作は、現代の情報や物事が動くスピードの速さとは対極にある、ホッと一息つけるようなゆったりとした動きのものが多くなっています。 茶道に向き合っているひとときは、日常のあわただしさから解放されてお茶の香り、お菓子の美味しさ、お茶をたてる方の美しい作法などをしっかりと感じてみてはいかがでしょうか。茶道が日常にあることでリラックスしたひとときを過ごすことができ、気分を切り替えることも可能になるでしょう。 また茶道を学ぶことで、日常に戻ってからも日々の所作に気を遣うことが可能となり、日常の中に洗練された上品さが生まれていくことも考えられるでしょう。

3 まとめ