先日濃茶付花月之式の勉強会を開催致しました。
常のお稽古では、釜をかけている時間でしたら
何時でもお稽古にいらして良いことにしていますので、
きちんと五人揃うことがなかなかございません。
八畳の歩き方、折据の扱いの復習をしてからの実践です。
互換機鋒看仔細
とよく業躰先生が仰いますが、そのお言葉から私なりに考えますと
今自分は客座に着き安穏としていても、
ひとたび折据が回ってくれば、取り札の次第によっては席を立ち点前座に着きお点前をしなくてはならない。絶えず座の動きに注意して変化に注目して
運命の転換があろうとも動ずることなく、その場に応じた働きが出来るように
いつも機鋒(鋭い攻撃)を仔細に見なければならないという意味なのだろう…と
思って皆さんとお稽古しております。
精神修養の根本、ということでしょうか。
この花月之式の勉強会がいつも満席でありますこと
社中皆さん志が高いのだと思って嬉しく思っております。
後藤宗華